フィリピン留学や旅行を予定されている方から「どうやって現地で携帯を使えば良いかわからない」という声を良く耳にします。
スマホ・iphoneは日常生活に欠かすことができない必需品ですよね!ましてや未知なる土地でインターネットが使える状態は様々なシーンで助けになるはずです。
現地で携帯を利用する方法はいろいろあるかと思いますが、フィリピンでSIMカードを購入、プランを設定して使えば日本で使っているスマホやiPhoneがそのままフィリピンでも利用できます!
そこで今回はフィリピンのSIMカードの購入・利用方法などを詳しく解説します!
フィリピンのSIMカードを使った方がいい理由
日本で使っているスマホ・iPhoneが現地で使える
日本で使いなれた携帯が現地でも使えるのは嬉しいですよね!6割以上の方はiPhoneを使われているはずだと思います。現地で携帯を購入するのもありだと思いますが、せっかくiPhoneが手元にあるのにダウングレードのスマホを現地で購入またはiPhoneを買い直すのは勿体無い気がします。
日本で使っている携帯を現地で使えれば、便利かつ無駄な費用も抑えることができますよ。
日本のインターネットサービスは海外では高い
日本でポケットWiFiを借りてフィリピンで利用する、もしくは日本でお使いの携帯キャリアの海外ローミングサービスを利用予定の方もいるかと思います。しかし、これらはめちゃくちゃ高いですよ!
イモトのWiFiのポケットWiFiの料金例:
・680円/日(500MB/日)、14,200円/30日(500MB/日)
AU「世界データ定額」の例:
・980円/日、29,400円/30日
3日以内の短期滞在であれば考慮にいれても良いかと思いますが、2週間以上の留学・滞在であれば選択肢に入れない方が無難です。海外ローミングサービスは1ヶ月3万円近くかかってしまいます。
上記に対してフィリピンSmart社の1ヶ月の料金例:
・GIGASURF+ 749 / 5GB データ通信 &Smart加入電話への無制限の通話/ 30日間有効 / PHP 749 (約1,873円)
ややこしい契約などが一切ない
フィリピンの携帯利用は主にプリペイド(前払い)カードを購入し、ロード、プランを選択、有効期限が入れたらまたカード購入ロードを繰り返すので、日本の様な携帯購入時のややこしい契約などの必要は一切無くシンプルです。課金した範囲内でしか利用できないため、使い過ぎて後で高額の請求が来る様な心配もありません。
フィリピンのSIMを使う手順
1:SIMフリーのスマホ・iPhoneを用意する←最重要
2:フィリピンの携帯キャリアを選択
3:SIMカード・プリペイドカードを購入
4:SIMカードの設定
5:プリペイドカードのロード・プランの設定
SIMフリーのスマホ・iPhoneを用意する
ここが最重要ポイントです!
フィリピンのSIMを利用する場合、日本で使っている携帯を現地で利用するか、フィリピンで携帯を購入するかになります。
その際、必ずSIMロックが解除されているSIMフリーのスマホ・iPhoneを用意しましょう!
日本でお使いの携帯を現地で利用する場合は必ず日本でSIMロックを解除するか、SIMフリーの携帯を持って来る必要があります。必ず出発までにSIMロックを解除しておきましょう。
日本でお使いのスマホ・iPhoneのSIMロックの解除についてはこちらの記事を参考にしてください!
フィリピンに到着後、携帯を購入する場合は、必ずSIMフリーの携帯を購入しましょう。
特に現地で中古の携帯を購入する場合はSIMフリーになっているか購入時に入念にチェックすることをお勧めします。
フィリピンの携帯キャリアを選択
フィリピンの最大手の携帯キャリアはGLOBE、SMARTです。フィリピンの町の至る所でこの2社の広告を目にします。SUNという会社もありますが、あまりパッとしないのでGLOBE、SMARTから選択すればまず問題ありません。
SIMやプリペイドカードはどこで購入する?
空港で購入
セブ空港第2ターミナルのSmartカウンター
フィリピンの空港の到着出口付近にはGLOBEやSMARTの携帯会社のカウンターがあります。ここで手続きをすれば、SIMカードの購入からSIMカードの差替え、プランの設定までスタッフが全てやってくれるので面倒な手間が省けます。
初めてフィリピンに滞在される方、短期旅行の方、1ヶ月以内の短期留学の方などは空港で手続きすればとても楽です。
空港のカウンターで購入出来るプランは旅行者専用のプランのみですが、フィリピン到着後すぐにネットに繋がるのでとっても便利です!
空港でSIMを購入する方法はこちらの記事をご覧ください!
ショッピングモール、コンビニなど
セブSM シティモールの販売所
フィリピンではSIMカードは決して高価なものではありません。40ペソ(約100円)でショッピングモール、サリサリストア(町の商店)、コンビニなど、どこでも購入できます。
プリペイドカードは100ペソ、300ペソ、500ペソがあり、SUICAのチャージの様に必要に応じてロード(追加)すれば継続して携帯を利用できます。
モールなどでSIMやロードカードを購入する場合、設定は自分ですることになります。
設定自体はそんなに難しくはありません。順を追って設定方法を見てみましょう!
SIMカード&ロードカードの設定
今回はSmartのSIMとロードカードを使って説明します。
これは市販されているSmartのSIMカードです。価格は40ペソ。
このカードの良いところは
・カードをアクティベートすれば300MBのデータ通信がもらえる。
・アクティベートから3日以内に30ペソ以上ロードすればさらに700MBのデータがもらえる。
・これらの無料データ通信はアクティベートから3日間利用可能。
無料で合計1GBのデータが使える有難いSIMカード!
パッケージの中身はこんな感じです。中にSIMカードが入っています。
SIMは使用する携帯のSIMのサイズに合わせて大きさを調節できます(切れ目が入っています)。
iPhoneのSIMの入替えは専用のピン、もしくは安全ピンでSIMスロットを取り出します。
SIMカードの裏側の赤枠部分の10桁の番号は自分専用の電話番号です。この番号の先頭に「0」をつけた11桁のものが電話番号になります。
無事SIMの入替えができたら、Smartからショートメッセージが届きます。
SIMのアクティベートができたので、「300MBのデータが無料で使えるよ」とお知らせが来ました!
「700MBさらにあげるから30ペソ以上ロードして」との事。
早速、プリペイドカードのロードを行います。
こちらは300ペソのSmartのロードカードです。
裏側はスクラッチ式のピンコードがあるので硬貨などで削って表示させます。
うまく表示させたら、
携帯を通話モードにして、『1510』を入力、続けて削って表示させたロードカードの『14桁のピン』を入力します。
このように入力できたら、通話ボタンを押します。
ロードが完了したら、自動音声が流れます。
そしたら、電話を切っても大丈夫です。
無事ロード完了後、30ペソ以上ロードしたのでSmartから「700MBの無料データをあげますよ」とショートメッセージが届きました。
合計1GBデータをゲットしました!
プランの設定
ロードが完了したら、次はプランを設定します。最後のステップです。
Smartのプリペイドプランは「GigaSurf」と「GIGASURF+」があります。
GigaSurfはデータ通信のみのプランなので通話はできません。
GIGASURF+はデータ通信とSmart加入電話への無制限の通話が可能です。
プラン名:Giga Surf
GigaSurf 50 / 1GB / 3日間有効 / PHP 50 (約125円)
GigaSurf 99 / 2GB / 7日間有効 / PHP 99 (約248円)
GigaSurf 299 / 2GB / 30日間有効 / PHP 299 (約748円)
GigaSurf 599 / 5GB / 30日間有効 / PHP 599 (約1,500円)
GigaSurf 899 / 8GB / 30日間有効 / PHP 899 (約2,250円)
プラン名:GIGASURF+
GIGASURF+ 75 / 1GB / 3日間有効 / PHP 75 (約188円)
GIGASURF+ 149 / 2GB / 7日間有効 / PHP 149 (約373円)
GIGASURF+ 449 / 2GB / 30日間有効 / PHP 449 (約1,248円)
GIGASURF+ 749 / 5GB / 30日間有効 / PHP 749 (約1,873円)
GIGASURF+ 999 / 8GB / 30日間有効 / PHP 999 (約2,498円)
通話有りのプランか無しのプランにするかは悩むところですが、家族や友人との通話はLINEやSkypeを利用すれば、正直通話プランを追加しなくてもあまり不自由無く生活出来るでしょう。
今回は「GigaSurf 99」のプランで設定してみます。
まずは携帯のショートメッセージで「GIGA99」とテキストを作成し、「9999」宛にメッセージを送信します。
この暗号みたいな「GIGA99」は、GigaSurf 99 を指定するためのキーワードです。
それぞれのプランにキーワードが割当てられているのでSmartのプラン詳細ページで確認してみてください。
Smartから「GigaSurf 99が7日間使えますよ」とメッセージが届きます。
これでプランの設定は完了です!
使用期限が過ぎたら同じようにプリペイドカードのロード・プランの設定をすればずっと継続して使うことができます。
まとめ
フィリピンの携帯は日本の様な契約による縛りがありません。料金は基本的に前払いのため、携帯会社やプランを好みに応じて容易に変更することができます。
今回はSmart社のプランを中心にSIMカードの設定方法を解説しましたが、Globeもとてもお得なプランを販売しています。設定の手順はSmart社とほとんど一緒です。各社のサービスを比較、実査に利用してみて自分にあったプラン・携帯会社を探してみてください!