こんにちはリブラです。
フィリピンへのお金どうやって持って行こうか結構悩みますよね?
初めてフィリピンに行く方は現地の治安などが心配だったり、長期の滞在の方であれば結構金額も大きくなるので、現地での無駄なトラブルなどはできるだけ避けたい所です。
そこで今回はフィリピンへ安全なお金の持ち込み方法をご紹介します!
現地で必要なお金は結局いくら?
現地到着後、必要となる費用は大きく分けて、学校に支払う費用とプライベートで使う費用になります。
現地で学校に支払う費用
・SSP / 特別就学許可証 / 約6,500ペソ(約16,500円)
・寮保証金 / 約2,000ペソ(約5,000円)
・水道光熱費 / 約2,000ペソ(約5,000円)
・テキスト代 / 約1,000ペソ(約2,500円)
学校により多少金額は異なりますが、上記が主な1ヶ月間の留学で学校に支払う費用の概算になります。最初の1ヶ月までは約3~4万円あれば大丈夫でしょう。
【30日以上滞在】
・観光ビザ延長費用 / 滞在期間により料金は変わります。
【60日以上滞在】
・ACR-I カード / 外国人登録IDカード / 約3,000ペソ(約7,500円)
【90日以上滞在】
・ECC / 出国許可証 / 約500ペソ〜1,000ペソ(約1,300〜2,500円)
30日以上滞在される場合はに観光ビザ延長費用、60日以上滞在する場合はACR-Iカード費用、90日以上の滞在はECC(Emigration Clearance Certificate)の費用が別途かかります。
プライベートで使う費用
ここが節約できるかどうかの一番のポイントで、それぞれの生活スタイルによって現地費用は大きく変わります。
外出は殆どせず、ストイックに勉強に集中する方であれば約2〜3万円 / 月、外食や観光などを満喫されたい方であれば約5万〜7万円 / 月は必要になるでしょう。もっと豪快に観光したり遊ぶ予定の方はこれ以上必要になりますが、、、
ざっくり見積もって1ヶ月の留学で約6万円〜11万円あれば乗り切ることが可能です。
現金(日本円)を持って行く
もし滞在期間が1ヶ月以内であれば現金のみを持ち込む方法もアリかとは思いますが、あまりお勧めはしません。高額であればよりリスクの高い方法となります。安全の為、現金の持参は出来れば10万円以内に収めたいところです。
日本円を持って行く場合、まず現地でペソに両替する必要があります。
到着空港に両替所はありますが、レートが悪いです(日本の空港にも両替所が有りますが、現地空港よりさらにレートが悪いです)。
到着後直ぐにペソが必要の場合、空港では少額(5,000円以内)の両替で済ませるようにしましょう。
ほとんどの学校は初日のオリエンテーションで学校スタッフが現地のショピングモールなどに連れて行ってくれるので、モール内のレートの良い両替所で両替を行いましょう。
メリット
現地の両替所で手数料なく現金化できる。
両替所はショッピングモールなど様々な場所にありレートの良い両替店を選べる
デメリット
盗難や紛失のリスクがある
両替所に行く手間がかかる
クレジットカードを使う
クレジットカードは1枚持っておくと、いざ現金が必要という時に便利です。VISA CARD、MASTER CARDの取扱店やATMでキャッシングやショッピングに利用でき、フィリピンの殆どの場所で利用可能です。
注意点として、日本ではメジャーなJCBカードは海外では使える場所が限られているのでVISA CARDかMASTER CARDを持参した方が無難です。
メリット
現地のATMで24時間必要な時に現金を引き出せる
現金の引き出し、買い物にも使える
利用枠内であれば残高等を気にせずに使える
付帯の海外旅行保険が利用できる
デメリット
手数料がかかる
ついつい使いすぎてしまう心配がある
デビット機能付キャッシュカードを使う
・三菱UFJ銀行
・イオン銀行
・ジャパンネットバンク
・楽天銀行
現在は多くの金融機関がデビッド機能付きのキャッシュサービスを行なっています。
デビットカードはカードを使って口座預金を現金と同様に利用することができるカードです。
利用金額が口座預金からその都度引かれます。クレジットカードのように借入するわけでは無いため、使い過ぎる心配がありません。世界中ほとんどの都市で利用でき、現金を持ち歩く必要がないので、利便性と安全面で優れています。
VISAデビットカードやJCBデビットカードがあり、VISA、JCBの取り扱いのある店舗やATMでショッピングや現金の引き出しに利用することができます。
JCBは海外で使えるところが限られているので、現地で利用する場合はVISAデビットカードを持参することをお勧めします。VISAデビットカードであればほとんどの国や地域で利用可能です。
メリット
現地のATMで24時間必要な時に現金を引き出せる
現金の引き出し、買い物にも使える
預金残高範囲内の利用のため、使いすぎる心配がない
使いすぎて残高が不足した場合、口座に振り込んでもらえば現地で引き出すことができるので緊急時にも便利
オンラインで残高や利用状況を確認できる
デメリット
引出し手数料が結構かかる
預金残高以上は使うことができない
カード発行までに1〜2週間程度かかる
※楽天銀行のデビットカードは海外利用を可能にする設定があるのでオンライン設定することを忘れ無いようにしましょう。
※ジャパンネットバンクの出金限度額は初期設定では30万円設定されていますので、必要であれば変更しておきましょう。
国際キャッシュカードを使う
・新生銀行
・SMBC信託銀行
現在はほとんどの金融機関は国際キャッシュカードの新規発行やサービスを行っていません。現在もサービスを行っている主な金融機関は上記の銀行となります。その他の銀行ではサービス停止以前に発行したカードであれば、まだ使用できる場合があります。
国際キャッシュカードの内容はデビッドカードとほぼ同じですが、ショッピングに利用することはできません。
メリット
現地のATMで24時間必要な時に現金を引き出せる
預金残高のみの利用のため、使いすぎる心配がない
使いすぎて残高が不足した場合、口座に振り込んでもらえば現地で引き出すことができるので緊急時にも便利
オンラインで残高や利用状況を確認できる
デメリット
引出し手数料が結構かかる
買い物には使えないので現金の引出しのみしか利用できない
現在サービスを行っている銀行がほとんどない
※新生銀行は初期設定では、海外利用可能額が0円に設定されています。渡航前に設定の解除を忘れ無いようにしましょう。
おわりに
リスクを分散するために、上記の選択肢の中から2つ以上の方法を検討されてみてはいかがでしょうか。
オススメの方法は「現金+VISAデビットカードまたはクレジットカード」です。
日本円の現金所持は10万円以内とし、デビットカードまたはクレジットカードで残りの必要なお金を現地で引き出せる状態にしておく事をお勧めします。
ごくまれにですが、カードによっては現地のATMが利用できなかったり、カードがATMに飲まれて戻ってこない場合もあります。予備としてデビットカードやクレジットカードを会社別に何枚か持っておけば、その様な非常時にも対応出来ます。
デビットカード機能付キャッシュカードは口座預金をネットバンキング経由で他の口座に移すこともできるので、もしカードが使用できない状況になっても予備のカードで対応することができます。
紛失や盗難などのリスクはどの方法においてもあります。しかし、所持金を幾つか分散させておけば、無一文に陥るリスクを減らし、緊急事態にも対処することが可能です。お金はやっぱり大事です!
しっかりと計画、準備をされてフィリピンにお金を持ち込んで下さい。